交流による学びとは?

交流学習を成立させるポイント

 交流学習で子どもたちは,より多くの人とつながる喜び,自分の思いが伝わる実感を得ることができます。けれども、単なる交流体験ではなく、学習と結びつけるためには、交流によってどのような力が育つのか、どう評価するのか?といったことを考えておくことが重要です。交流を通して得たものをより確かな学びとするためのポイントについて考えてみましょう。

ポイント1:展開を見通しましょう

 【出会いの仕掛け】から,お互いのことを知り合い【仲間意識をはぐくむ】時期や意見交換などを通してテーマについて考えを深める【山場】の設定,そして最後の【ゴール】まで,交流場面を学習の流れの中にどのように位置づけるか,見通しを立てておくことでより確かな学びを保証することができます。


学習の流れや,交流場面の設定についての
計画を送り合い,教師間で調整することが大事です。

交流学習を成功させる10ステップ

ポイント2:評価について考えておきましょう

 交流学習を確かな学びとして成立させるためには,児童の活動を見とり、成長を認めたりつまずきを支援したりすることが大切です。評価の方法については,総合的な学習の時間や教科の時間で実施されているわけですから、その時間、ねらいにあわせた方法を選ぶことが前提となりますが,交流学習だからこそできる評価の方法として次のようなものが考えられます。

【交流相手との相互評価】テレビ会議やビデオレターで相手の話し方、発表の仕方の良い点を見つけさせるなど相互評価を取り入れることができます。図工や音楽で作った作品を評価してもらうこともできます。

【書きこみの記録を参照する】電子掲示板やチャットは、ログ(記録)をとることができます。検索機能を使って、特定の児童の発言を一覧することもできます。このような記録を評価の資料にすることで、交流でどのようなコミュニケーションをしていたのかを評価することができます。

あらかじめチェックリストを作成し,評価の観点を共有しておくと自己評価や交流校との相互評価に役立ちます。

ポイント3:教師間の連携・意思疎通を大事にしましょう

 指導者間でねらいや評価の観点を伝え合っておくことです。特に,学年が違ったり、実施する教科・時間が違ったりする場合、いっしょに交流していても、活動のねらい、評価の観点が異なることがよくあります。お互いに違いを理解しあっていれば,お互いの学習のメリットになる活動につなげることができます。

教師間の打ち合わせには、メールや電話だけでなく、テレビ電話を使う場合もあります。より直接に近い感覚で打ち合わせできますし、 指導者自身がテレビ会議に慣れる機会にもなります。

交流学習のタイプと育つ力


作成者:菅原弘一

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