3年生から継続して「つくつた」「あつまと」教材を活用していただいている仙台市立愛子小学校、熊谷敬子先生の実践を紹介します。社会科で浄水場見学にいったことを新聞にまとめるための工夫として割り付けについて学ぶ授業でした。






 最初に取り出したのは「朝日小学生新聞」。プロが編集したものをみることで、写真の入れ方、見出しで伝えたいことが強調されているといったことに気付いていきます。ところが、完成されているプロの作品から「課題点」を見つけるのはなかなか難しいもの。


 そこで登場するのが「つくつた」教材です。割り付けには、写真の位置がちぐはぐだったり、見出しがなかったり、文章が変なところに回り込んでいるなど、イマイチな割り付けの例を見ることができます。グループ1台のiPadで割り付け例を見ながら改善点を探していきます。



 子どもたちはノートに「P&Sチャート」の形で書いていきます。PはProblem:問題。SがSolution:解決法です。資料をもとに、具体的な問題点を見つけ出し、改善策の提案とともに整理するシンキングツールを使うことで、改善方法を探っていきます。



グループで相談しながら書いたP&SチャートをiPadで撮影し、AppleTVでデジタルテレビに映しながら説明します。見出しと記事の場所、写真の入れ方、文字と写真のバランスなど、新聞紙面としての割り付けを考えるポイントを見つけることができました。